2年前の今日、頸椎狭窄症を発症したボコ。
夕方、お散歩から帰宅して、いつものルーティーンで身支度を整えている時、前肢の関節屈伸可動域が少ないことに気がつきました。
立位を保持させてみると立位保持自体が難しく、力が入らない様子。
動物病院に連絡をし、急遽受診することにしました。
病院までの約20分間。
3日前からのボコの様子、直近の状態などを頭の中で思い描き、先生に伝える準備をしつつ、脳外疾患でないことを祈っていたことを思い出します。
脳外疾患であれば、専門医でない主治医の手には応えないことがわかっていたからです。
病院に到着し、触診した先生は、すぐにレントゲン取るとおっしゃってボコを連れて行きました。
レントゲン結果の説明があるまで、頭が真っ白だった事、
そして、頸椎狭窄症だということが解り、少しほっとした事も昨日のように鮮明に覚えています。
頸椎狭窄症は決して楽観的になる疾病ではありませんが、脳外疾患に比べれば回復の見込みは充分であり、細いほんとうに細い光の道が真っ暗に閉ざされていた私の目の前に現れたような気がしたのです。
それから、ボコの頸椎狭窄症との戦いが始まりました。
毎日のレーザー治療、そしてステロイド服薬治療。
受診後、15時間経過した頃に自立が確認され、よたよたですが自律歩行も可能となった事は、奇跡に近い回復だと今でも思っています。
そして、状態を見ながら5分間のお散歩が許され、徐々にその時間も伸びていきました。
しかし、ステロイド投与の副作用で過食症に。
そして、その後に人間で言う「不安症」がボコを襲いました。
ステロイド投与が終了しても、この副作用はしばらく続き、以前の日常生活を取り戻すべき、目の前の目標と長期目標を立てて取り組んだことも、今になっては良い思い出になっています。
今迄、出来ていたことが出来なくなった不安、禁止や規制がかかった遊び…。
気持ちのバランスがうまく取れなくなっているようなボコを見るのは辛かったです。
とにかく、リラックスできるようにする事、元の生活になるべく近づけて、無理のないように過ごす事…この2つを目標値に掲げ、接し方に工夫をしながら取り組んでいったところ、過食症がおさまりつつある頃には、どうにか不安症は落ち着いてくれました。
そして、長期的に取り組まなければいけなくなったのが、過食症による体重増加。
ダイエットシミュレーションを作成して取り組みました。
1日あたりの摂取カロリー、吸収エネルギー、消費エネルギー、そして体重変化率のデータを方程式に当てはめてタイムスケールを作ったところ、200日を要すると。
実際には、お散歩に行けない日もあるので、もう少し時間がかかると思っていたのですが、ボコの頑張りによって大まか予定通りにことが運びました。
そして、2年と言う時間を有しましたが、今ではとても元気に過ごせるようになり、レーザー治療終わりとなりました。
この間、皆様の励ましの言葉や応援がボコと私の背中を押してくれた事は言うまでもありません。
本当にありがとうございました。
現在のボコは、緑内障を始め、甲状腺機能低下症等、いくつかの疾病を持ち、病院との縁は切ることができませんが、毎日、楽しく過ごしています。
今、疾病を抱えているお友達やその飼い主さん。
大変なことがたくさんあると思います。
でも、今日より明日、前に進める力がきっと大きくなると信じています。
今日は、長々とした回顧録になってしまいましたが、もう一度、今までのボコの頑張りをしっかり胸に刻み込みたいと思い書かせていただきました。(親バカなもので…。)
こんなに楽しい時間を過ごしています💕
(今日のお散歩風景より🐾)
明日も元気に過ごせますように❣️
今日も最後までお付き合い、ありがとうございました。